かかと水虫は治りにくい?治し方のポイントとは?
かかと水虫が治りにくい理由
このような症状があるとかかと水虫かもしれません。
- かかとがガサガサしていて乾燥している
- かかとの皮がぷつぷつとめくれている
- 足の指などに以前から水虫がある
- 家族に水虫の人がいる
- かかとがひび割れている
(出典:ロート製薬株式会社様)
かかと水虫は足水虫が進行した状態
かかと水虫になるのは、すでに足に水虫があり、それを放置して症状が進行してしまった場合が多いです。
つまり白癬菌が角質層の奥深くに入り込んで、最終的にかかとまで症状が進行した状態がかかと水虫なのです。
かかと水虫が一般的に治りにくいと言われているのは、このような理由があるからなんですね。
治療は塗り薬で根気よく
治療には塗り薬が使われますが、かかと水虫の場合、菌が角質の深い位置にあるため、そのままでは薬が届きません。
そのため、尿素で角質を柔らかくしてから塗り薬を塗るのが効果的です。
治療で大切なのは、かかとが表面的にキレイになったからといって、治療を辞めてしまわないことです。
まだ菌が残っている場合がほとんどですから、すぐ治療を辞めてしまっては、再発を繰り返すことになります。
完治を目指すなら、治ったと思っても、根気よく治療を継続することが必要となります。
治し方のポイントは?
かかと水虫を完治させるためには、以下のことに気を付けてください。
- 毎日入浴して清潔に保つ
- 入浴後はタオルで水分をふき取りよく乾燥させる
- 尿素で角質を柔らかくしてから塗り薬を塗り込む
- かかとだけではなく足全体に広げるように薬を塗る
- できるだけ高温多湿の環境をつくらないようにする
すべての水虫に共通して言えるのは、患部は常に清潔にすることと、乾燥した状態に保つことが、治療にはとても大切だということです。
まとめ
かかと水虫は、自覚症状がほとんどないことから、どうしても放置しがちになってしまいます。
しかし治さずに放置していると、白癬菌をまき散らすことになり、家族や他人にうつしてしまうことになりかねません。
少なくともタオルやバスマット、またスリッパは自分専用のものを用意して、家族と共有しないようにしましょう。
また特に妊娠している方は、免疫力が低下している状態で、感染症にかかりやすくなっていますので、注意が必要ですし、産まれてくる赤ちゃんにうつすことがないように、しっかり完治させたいところです。
赤ちゃんだって、水虫になることはありますので、お気を付けください。