かかとの皮膚が硬くなってしまう角化症とは?
足の肌トラブルで、多くの女性を悩ませている、かかとの【角化症】についてご紹介します。
角化症の症状
角化症の症状は、かかとの皮膚が厚く硬くなり、乾燥することが知られていて、角質層内の細胞に水分が行き渡っていない状態となり、症状が引き起こされます。
また肌が生まれ変わるサイクルであるターンオーバーに乱れが生じていて、かかとの表面が白く粉を拭いたように硬く乾燥します。酷くなるとかかとが割れることもあるので注意が必要です。
症状としては、かかと水虫にとても似ているので、見た目では、何が原因かが分かりずらいことがあります。
かかとの角化症の原因
かかとの角化症の原因は大きく2つあります。
外的刺激
かかとには歩くたびに、何十キロという体重が掛かることになります。特にサンダルなど、クッション性の悪い履物を履くことが多かったり、長時間履いていたりすると、かかとの皮膚を保護しようとするので、かかとは厚く硬くなっていきます。
特に妊娠すると、体重が8~10キロも増えますので、妊娠していない時と比べて、かかとに掛かる刺激も大きくなります。
また夏場の紫外線なども、外的刺激として角化症の原因となっています。
乾燥
普段からかかとのケアをするなどして、十分な保湿がされないと、角質層内のセラミドや保湿因子が不足して、かかとの皮膚が乾燥した状態になり、角化症が進行します。
また、加齢やストレスなどにより、肌の再生能力が落ちて、古い角質が蓄積されることで、かかとが厚くなってしまいます。
角化症を放っておくのは危険です
かかとは、常に体重を支えていますので、皮膚が厚く硬くなるのは、当然のことなのですが、進行が速いとか、悪くなっていると感じたときは注意が必要です。特に乾燥で白い粉を拭いた状態になると、かかとのひび割れが起こる場合があります。
もしひび割れが角質だけではなく、真皮にまで達してしまうと、ひび割れから血がにじんで、歩くにも痛みが生じるようになります。
また、古い角質が蓄積した状態や、ひび割れなどのキズがあると、容易に雑菌に感染したり、雑菌の繁殖の温床となってしまうので、水虫になったり、嫌な臭いを発することもあります。
ここまでになる前に、病院で診察してもらうのが最善だと思いますが、自宅でも簡単にケアできるので、特に妊婦さんには参考にしていただきたいと思います。
自宅でできるかかとの角化症のケア
- 入浴したりフットバスを使うなどして、かかとを柔らかい状態にします
- かかとの角質が厚く硬くなった部分を専用のヤスリで丁寧に削ります(力を入れすぎないよう気を付けてください)
- 十分柔らかくなったら、化粧水をたっぷり付けます(安いもので大丈夫です)
- さらに保湿クリームをたっぷり塗ります
- 保湿クリームを塗ったらサランラップなどを巻いて乾燥を防ぎます
いかがでしょう。
病院に行くのが大変な妊婦さんでも、簡単に実践することができますよね?
かかとがパックリ割れて痛い思いをする前にぜひ試してみてください。