飲み薬が使えない妊婦さんのための自宅で出来る民間療法
かかとのガサガサや角質の肥厚がある場合、原因は水虫かもしれません。
皮膚科を受診すれば、すぐ調べてもらえるのですが、もし水虫の原因である白癬菌が検出されれば、かかと水虫場合は飲み薬の服用を勧められることが多いです。
もちろん症状の程度や進行具合によって、塗り薬で治ることもありますが、かかとの角質は他の場所に比べてとても分厚いので、原因となる白癬菌が角質層の奥深くに寄生しているため、塗り薬では有効成分が届きにくいという難点があります。
しかし妊娠の可能性がある方、妊婦さん、また授乳中の方は、水虫治療に使われる抗真菌薬の飲み薬は、胎児や赤ちゃんへ悪い影響を与える可能性があるので、使わないことになっています。
ここでは、妊婦さんや授乳中の方でも、かかと水虫を自宅で治すことができるように、いくつかの民間療法をご紹介します。
お酢を使った治療法
40度に温めたお酢に、白癬菌を20分浸すと白癬菌は死滅すると言われています。この殺菌効果を利用すれば、より効率よく水虫を治療できるはずです。
自宅でのやり方
- お酢を40度前後のお湯で5~10倍に薄めます。両足が入る大きさの洗面器などがいいでしょう。
- 両足を浸して、皮膚の状態を見ながら30分ほどそのまま放置します。痛みがあるときは決して無理しないでください。
- お酢はよくふき取って終わってください。臭いが気になる方は洗い流しても構いません。
冷たい水や氷水
白癬菌は低温時に、活動が弱まります。
冷たい水や氷水に患部を浸しても、水虫が治るわけではありませんが、白癬菌の活動が停止している間に薬を塗ることで、薬の効果が高まる可能性があります。
また、冷やすことで痒みが治まることがあります。
ニンニクを使った治療法
ニンニクの持つアリシンは抗菌作用、殺菌作用、消炎鎮痛作用があることが知られていますので、この効果を利用します。
自宅でのやり方
- ニンニク数片をすりおろします。両足が入る大きさの洗面器などに水を入れ、すりおろしたニンニクを入れます。
- 足を浸して15分ほど置きます。
- 時間がきたら足を石鹸で洗ってニンニクを洗い流してください。
- よく乾燥させます。
最初の1~2分は、患部がヒリヒリすることがありますが、それ以上痛みが続くようでしたら、中止してください。
緑茶を使った治療法
緑茶に含まれるカテキンには、白癬菌を殺菌する作用があると言われています。
やり方は、緑茶をしみ込ませたガーゼやタオルを患部に巻いたり、緑茶の葉を患部につけておくことで、殺菌効果が期待できます。
重曹を使った治療法
重曹には殺菌効果はありませんが、タンパク質を分解する作用がありますので、重曹を溶かしたお湯に足を浸しておくと、古くなった角質を取り除くことができます。
薬の効果がより高まるでしょう。
まとめ
かかと水虫や爪水虫はとても治りにくい水虫ですが、どうしても治したいと思っている妊婦さんは多いですね。
最近では、塗り薬でも、認可されたものが出ていますし、飲み薬だけが唯一の治療法ではなくなってきています。
諦めず根気よく治療を継続しましょう!