妊婦のかかと水虫は赤ちゃんにうつるの?薬と治し方を紹介します

かかと水虫にかかっている妊婦さんって意外と多いんですよ!痒みがないからって放っておくと赤ちゃんや家族に水虫をうつしていまいます。そうなる前に早期治療で治しましょう!よく効く薬や治し方を紹介します。

症状の重いかかと水虫に使われる内服薬とは?妊婦さんは使えるの?

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かかと水虫も症状が酷くなると、爪水虫と同じように飲み薬での治療を勧められることがあります。

かかと水虫は角質増殖型の水虫に分類され、白癬菌が角質層の奥に潜伏しているため、塗り薬を塗っても薬の有効成分が届かず、十分な効果が得られないのです。

このような水虫に対しては、飲み薬を使って体の内側から白癬菌をやっつけようというのが狙いとなっています。

 

水虫治療に使われる内服薬は2種類

現在水虫の治療に使われている飲み薬は主に2種類で、それぞれに性質や特徴が異なりますので、使用の際はお医者さんとよく相談の上決めてください。

 

1、ラミシール錠(テルビナフィン)

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1日1回1錠を毎日服用します。

通院は4週間に1度程度で、その都度血液検査を必要とします。

ラミシール錠は、使用禁忌の薬が少ないので、他に内服薬を飲んでいる人でも使いやくなっています。

しかし通院や血液検査の回数が多くなるので、その分治療費が高くなります。

 

2、イトリゾール錠(イトラコナゾール)

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最初の1週間は1日2回、朝夕4カプセルずつ服用して、その後の3週間は休薬します。これを1クールとして全部で3クール繰り返します。これをパルス療法と呼びます。

通院は4週間に1度のペースで合計3回で、血液検査は治療前後に2~3回実施します。

パルス療法は、薬を飲む回数、通院や血液検査の回数も少ないので、治療を継続しやすいですが、使用禁忌の薬が多いので、使えない人も多くなります。

 

内服薬について

水虫の治療に使われる抗真菌剤の内服薬は、数%の割合で肝機能障害や血液疾患の副作用を引き起こすことがありますので、肝機能に問題があったり、妊娠中の方には処方されません。

また内服治療を望まない人もいるので、その場合は塗り薬で根気よく治療していくことになります。

 

妊婦さんや授乳中の方は内服薬はNGです

妊娠中はさまざま飲み薬が制限されますが、水虫の治療薬も例外ではありません。特に妊娠初期に服用すると、奇形という意味で胎児に影響を与える可能性があるので注意してください。

 

妊婦さんのかかと水虫は角質を柔らかくして治療します

飲み薬が使えない妊婦さんが、かかと水虫を治す際は、かかとの角質を出来るだけ柔らかくすることで、薬の有効成分を浸透しやすくさせます。

方法は、お風呂上がりが効果的なのですが、かかとにたっぷりの化粧水を付けてから、尿素クリームを塗って、ラップで足全体を覆います。

その状態で30分ほど置いてから、薬を塗布するようにしてください。

こうするとかかとの角質がうるおい柔らかくなるので、有効成分がより浸透しやすくなり、治療効果があがります。