赤ちゃんの水虫を防ぐには気づきにくいかかと水虫を治すことが必要
赤ちゃんの水虫を防ぐには?
約10か月の妊娠期間を経て出産が近くに迫っている方にとっては、新たな家族を迎えることができるというのは、本当に素晴らしいことだと思います。
そして産まれてくる赤ちゃんには、理想的な環境で生活させてあげたいと思うのは、どの親御さんでも同じなのではないでしょうか?
しかしもし家庭の中で、赤ちゃんに水虫をうつしてしまうリスクがあるなら、できるだけ取り除いてしまいたいのではないでしょうか?
赤ちゃんの水虫を防ぐには、まずは白癬菌を赤ちゃんの皮膚に付着させないこと、そして白癬菌が赤ちゃんの皮膚に付着してもしっかり洗い流すことが大切です。またもし仮に白癬菌が洗い流されないで皮膚にくっついた状態が続いたとしても、皮膚を乾燥させて蒸れた状態にしないことで、菌の増殖を防ぐことが大切です。
家族の水虫を治す
もし家族に水虫の人がいれば、できれば出産までにしっかり治してもらいましょう。しかし家族の水虫が爪水虫やかかと水虫の場合で、完治までに時間がかかることが分かっているからと言って、治療もしないで放置することだけは辞めましょう。
水虫は治療を開始するだけで、白癬菌の感染力は大きく減少しますので、出産までに完治できなかったとしても、治療を継続しているということがより大切になります。
赤ちゃんも家の中も清潔に保つ
家庭内の環境も重要なポイントです。
例え家族に水虫の人がいなくても、どこからか菌を貰ってくることもあるでしょう。ですから、床はこまめに掃除機を掛け、たまには水拭きをしましょう。また赤ちゃんの沐浴や入浴は毎日行い、体を清潔に保ってあげましょう。
外で貰った白癬菌は洗い流す
今や日本人の4~5人に1人が水虫にかかっています。不特定多数の人が集まる場所や裸足になる機会が多い場所などには、ほぼ白癬菌がいると思ったほうがいいでしょう。
赤ちゃんのうちはあまり外出しないですし行先も限られますが、例えば病院や子育て支援センターなどに行った際は、白癬菌を貰っているかもしれませんので、家に帰ったらすぐに足を洗うようにしてください。
怖いのは自分の水虫に気が付いていないママ
赤ちゃんに水虫が感染する原因で最も多いのは、やはり母親からの感染でしょう。母親自身が水虫であることを自覚し治療をしているのであればいいのですが、実は母親が自身の水虫に気が付いていないこともあるのです。水虫の中には痒みがほとんど出ないタイプもあるので注意が必要です。
かかと水虫は気づきにくい
代表的な例として、かかと水虫が挙げられます。かかと水虫の症状は、
- かかとの表面がガサガサする
- かかとの角質が硬くなる
- かかとの角質が肥厚する
- 痒みがないことが多い
といった具合で、これらの症状はただの肌荒れの症状と似ているために、自身が水虫だとは気がつかないことが多いのです。
もしかしてと思った方は病院で診察を受けましょう
上記の症状に心当たりがあったり、上記のような症状があって肌荒れのケアをずっとしているにもかかわらず症状が改善しない、という場合はかかと水虫を疑ってもいいかもしれません。
皮膚科に行けば顕微鏡検査をしてくれて、その場で診断してもらえますので、もしかして?と思っているのであればすぐに病院に行かれることをお勧めします。
かかと水虫の自宅での治療法
かかと水虫はとても治りにくい水虫であることはご存知でしょうか?その理由は、厚くて硬いかかとの角質に、外から塗って治すお薬では白癬菌に届くまで十分に浸透させることができないからです。
そこで、塗り薬を使う前に、かかとの皮膚を十分に柔らかくしておくといいでしょう。かかの皮膚を柔らかくするには、入浴や足湯などが効果的ですが、他にもかかとの角質に尿素クリームやサリチル酸ワセリンを塗ってラップで密閉させておくODT療法(密閉療法)も有効です。⇒詳しくはコチラをご覧ください
このような方法で、かかとの角質が十分に柔らかくなってから薬を塗ることで、効果を格段に高めることができますので、ぜひ参考にしてみてください。