かかと水虫はなぜ再発しやすいか?なりやすい人とは?
今や日本人の5人に1人が水虫だと言われています。30年前は水虫を治す方法を見つけたらノーベル賞ものだと言われていましたが、現在では薬の効果も高まり、水虫は昔のように治らない病気ではなくなりました。
しかし中には何度も水虫になってしまう人や、治ったと思っても再発を繰り返す人がいますが、これは何故でしょう?
水虫になりやすい人はいます
世の中には水虫になりやすい体質の人がいます。
例えば、
- 足の指と指の間の隙間が狭い人
- 汗をよくかく人
- 両親のうち1人でも水虫
このような人は、水虫になりやすいと言われています。
足の指と指の間の隙間が狭い人
指と指の間が狭いと蒸れやすいので、どうしても雑菌が繁殖しやすくなります。
汗をよくかく人
白癬菌は高温多湿の環境を好みます。汗をよくかく人の足は、いつもジメジメしていて、足の裏や指の間のphが上がりやすいので、水虫になりやすくなります。
両親のうち1人でも水虫
水虫になりやすい体質は遺伝すると言われています。
両親のうち1人でも水虫なら、子どもは1/2の確率で水虫になりやすい体質となることが知られています。
(もちろん白癬菌が付かなければ水虫にはなりません)
水虫が再発しやすい理由
1度水虫になった人が、水虫を再発しやすいと言われているのは何故でしょうか?
その理由を検証してみましょう。
水虫治療を途中で止めてしまった
水虫治療を途中で止める場合、故意に止める場合と、もう治ったと勘違いして止めてしまう場合があります。
水虫の治療は時間が掛かりますし、継続するには根気が必要ですが、面倒くさくなって故意に止めてしまう人もいます。
また水虫治療を始めると、1~2週間で症状が治まることが多く、そこで治ったと思って薬を使うのを止めてしまう人がいますが、これは症状自体が治まっているだけで、実際は白癬菌は角質の奥にまだ潜んでいることが多く、薬を止めたとたん症状をまた引き起こしてしまうためです。
気温が下がる秋から冬にかけては、白癬菌の活動が弱まりますので、水虫が治ったと思いがちですが、暖かくなってくる春先に活動を開始すると、また症状が出ますので、治ったと思っても、継続して薬を使うことが大切です。
家族に水虫の人がいる
一緒に住んでいる人の中に水虫の人がいると、どうしてもその家族は水虫にうつりやすくなります。
家族に水虫の人がいる場合は、床の掃除や、タイルやバスマットを共有しないなどの、予防対策を取らないと、感染がどんどん広がってしまうことになりますので、ご注意ください。
水虫になりやすい体質
上でも書きましたが、水虫になりやすい体質の人は、1度水虫になると再発しやすい傾向があります。
まとめ
水虫は、かかりやすい人、再発しやすい人などがいて、個人の体質にも関わりがあります。かかりやすい人は、しっかり自覚して、日々の予防をしっかりされることをお勧めします。