妊婦さんの豆知識_水虫の種類を知って自分の症状を把握しよう
かかとのカサカサが気になる妊婦さんは、それがただの乾燥による症状だと思っていませんか?
でもこれって、水虫の可能性もあるんですよ。
かかとも水虫になるの?と思ったあなた、じつは『かかとも水虫になるんですよ!』
かかと水虫は痒みがなく、症状もただの乾燥による肌荒れによく似ているので、見過ごされがちなんですが、放っておくと白癬菌が広がり、足だけでなく体にも白癬菌が寄生してしまったり、家族にうつしてしまったりしますので、ご注意ください。
水虫の種類
水虫には症状が出る部位や、症状によって、いくつかの種類に分けられますので、ここでご紹介します。
1、趾間型
(出典:http://mentalforest-clinic.com/skincare/care_summer.html)
足の指の間にできる、最も一般的な水虫です。
白くふやけたり、ジュクジュクして皮がめくれたり、指の間が裂けたりします。
むずむずした痒みを伴います。このタイプはしばしば細菌の二次感染を起こして、痛みがでることがあります。
2、小水疱型
(出典:http://mentalforest-clinic.com/skincare/care_summer.html)
梅雨時や初夏に症状が出て、秋から冬にかけて治まる傾向がある水虫です。足の側面や裏に小さい水ぶくれができて、強い痒みがあるのが特徴です。
掻いて水ぶくれがつぶれると、粘着性のある液体が出ます。
3、角質増殖型
(出典:http://mentalforest-clinic.com/skincare/care_summer.html)
足の裏全体、特にかかとの皮膚が厚く硬くなり、カサカサして表面が白い粉をふいたようになります。痒みがないのも特徴です。
1年を通して症状が出ますが、冬場の乾燥した時期には、かかとがひび割れて痛みを伴うこともあります。
このタイプは慢性型の水虫で、爪水虫を合併していることもしばしば見受けられます。
塗り薬が効きにくいこともあり、その場合は飲み薬で治療することもあり、治療期間も長くなります。
4、爪白癬
(出典:http://mentalforest-clinic.com/skincare/care_summer.html)
足水虫を放置することで、白癬菌が爪の中に入り込んで症状を引き起こします。
親指の爪に感染することが多く、爪が白く濁ったり、分厚くなったりします。爪には知覚神経がないので、自覚症状はありませんが、酷くなると歩くのにも痛みを伴うことがあります。
まとめ
このように水虫は、部位や症状によって、いくつかの種類に分けられます。
本ブログのメインテーマである『かかと水虫』は、角質増殖型の水虫で、塗り薬だけでの治療では不十分なことがあります。
その場合、飲み薬を処方されますが、妊婦さんは医師に妊娠中であることを伝えて、飲み薬は使用しないでください。