妊婦さんがかかと水虫を自宅で治すときに大事なポイントとは?
かかと水虫って、治りにくいですよね?理由はご存知ですか?それは、
- 分厚いかかとの角質にお薬が浸透しにくい
- かかとカサカサやパックリ割れで細菌が侵入しやすい肌環境
ですから、かかと水虫を治すためには、お薬をしっかり浸透させて、同時に肌荒れを改善させなければいけません!
お薬を塗る前の下準備は抜かりなく!
お薬を塗る前に、まずは、かかとの角質を柔らかくしましょう。方法は、
- 長時間の入浴
- 長時間の足湯
- 尿素クリームやサリチル酸ワセリンを塗ってからラップで巻いておく(ODT療法)
かかとの角質が十分柔らかくなったらお薬を塗りましょう。
お薬の塗り方のポイントは?
お薬はケチらない!
まず大切なことは、お薬をケチらないことです!
塗り薬は、塗った量の1~2%しか、皮膚を通して吸収されません。塗る量をケチっては白癬菌をやっつけるのに十分な有効成分が行き渡りません!
お薬の適正量は?
ちなみにお薬の適正量はご存知でしょうか?よく1FTU(Finger tip unit)という単位を使って説明されるのですが、これは、人差し指の第一関節の長さ分をチューブから絞り出した量で約0.5gとなり、この量はちょうど、両手の手のひらに塗る量に匹敵します。足の場合は1FTUで片足分になりますので、両足で2FTUで約1g塗ってください。塗った後、少しベタベタするくらいが丁度いいと言われています。
お薬は広範囲に塗る!
白癬菌は、足の症状が出ているところにだけ潜伏している訳ではありません。症状が出ていないところにも潜んでいる可能性があります。ですから、お薬の塗り忘れがあると、そこが白癬菌の供給元となって、いつまで経っても水虫は治りません!
お薬は上図のように、つま先からアキレス腱の周囲まで、しっかり塗り広げましょう!
再発を防ぐためには?
かかと水虫を治しながら、肌環境を整えていく必要があります。
実は市販の水虫薬は効き目が強力なだけに、逆に肌に細かい傷を付けてしまうことがあるのです。傷が付けば、そこが弱点となって、水虫が再発する可能性が高まります。
ですから、かかと水虫を治しながら、同時に肌環境も改善することができるお薬を使いましょう。⇒例えばコチラ
かかと水虫の治し方まとめ
かかと水虫を自宅で治すためには、このようにお薬がしっかり浸透するように下準備を怠らないこと、そして肌環境を整えて水虫を再発させないように注意することが大切です!
治療のモチベーションを保つには?
最後に、かかと水虫の自宅治療は、長い時間が掛かる可能性があります。治療していても症状の変化に気が付きにくく、本当に治っているのかと、不安になってくることがあります。そんな時に、治療のモチベーションを保つために、週1回くらいのペースで、治療経過の写真を撮影してみてはいかがでしょうか?
きっと症状が改善されていく変化を実感することができると思います!