かかと水虫は赤ちゃんにもうつる!
かかと水虫の妊婦さんが、治療をしないまま出産した場合、赤ちゃんに水虫をうつしてしまう可能性はあるのでしょうか?
親であれば、これは心配なところですよね?
だって水虫って本当に痒いし、ジュクジュクするし、見た目ですぐにバレてしまうし、恥ずかしいしで、赤ちゃんには絶対にうつしたくないって思いますよね。
生まれた時から水虫の赤ちゃんはいません
水虫の原因となる白癬菌は、生まれた時から先天的に持っている菌ではなく、菌に触れることによってうつる感染症です。
簡単に言えば、生まれながらに水虫にかかっている赤ちゃんはいないし、赤ちゃんでも水虫になることはあるということです。
年齢を問わずにうつるリスクはあるので、もしも授乳中のママさんが水虫を持っていると、一緒にお風呂に入ったり、同じ空間で生活しているうちに、赤ちゃんにもうつるリスクはかなり高いでしょうね。
大人なら体内に免疫があるので、それなりに白癬菌と戦うことはできますけれど、免疫がない赤ちゃんにとっては、白癬菌の影響をもろに受けてしまうことになるので、大変です。
しかも、この菌は足だけに感染するものではなく皮膚にも感染するので、最悪の場合、赤ちゃんの顔や体が水虫になってしまうという事態にもなりかねないのです。
どうすればよいのか?
一般的な水虫だと痒くなるので自覚症状がありますが、かかと水虫の場合には痒みがないので、水虫だとは気づきにくいという特徴があります。
しかし、もしも妊娠中にかかとの状態がおかしいなと思ったら、とりあえず病院に行って異常がないかどうかを確認するぐらいの用心をしても良いと思いますよ。
水虫の検査はその場でしてもらえます。患部の皮膚を少し削り取って、顕微鏡検査をして白癬菌の有無を見ます。
注意しなければならないのは、水虫薬を塗っている状態で検査すると、本当は水虫でも、白癬菌が検出されないことがあるので、検査日までの2~3週間は、薬を塗らない方が正確な診断ができると思います。
そして、もしも白癬菌が見つかったら、すぐに治療を始めることが大切です。どのぐらいの状態かによって治療期間は異なりますが、私の場合には4か月ぐらいかかりました。
もしも出産してからもかかと水虫の治療をしている人は、白癬菌がまだゼロになっていないということなので、菌がついているかもしれない場所を触った手で、赤ちゃんに触れないように細心の注意を払うことが必要です。
除菌スプレーで常に赤ちゃんの周辺は清潔を保つように心がけてくださいね。